のらねこ軒は、森の中みたいなところにあるので、夏でもけっこう涼しいです。特に一階は、ひやーっとする床(冬はげんなり)のおかげか、真夏日でも快適に過ごせます。
ところが二階は、熱がたまるのか、とても暑くなります。のらねこ軒の二階には、長い廊下があって、左右に和室があります。廊下の一方の端には窓があるのですが、もう一方には、非常口(外階段に続く)があり、そちら側には窓がありません。各部屋の窓とドアを全開にすれば、調子よく風が吹き抜けると思われますが、和室の大半は猫進入禁止としているので、そういうわけにもいきません。
そこで、非常口のところに、網戸をつけることを考えました。市販のドア用網戸を調べてみると、5000円前後のものから数万円のものまで、いろいろありますが、5000円前後のものは言うまでもなく、数万円のものも、猫の攻撃に耐えられる気がしません。のらねこ軒には現在4歳前後の猫が3匹いるのですが、普通の網戸を破壊しまくるので、猫が出入りする場所の網戸は、全部ステンレスの網に張り替えた経緯があります。
そこで、猫の攻撃に耐えられるドア用網戸を自作することにしました。
主な材料は、35mmの角材と、ベニア、網戸用の網(ステンレス)です。ステンレスの網戸用の網は以前まとめ買いしたものを使います。
まず、角材を組んで、網をタッカーで貼り付けます。
そして、上部に穴を開けたベニアをビス打ちします。ビス打ちよりも上品な仕上げもあるかと思います。
丁番をつけて
とりつけます。さっそく猫がチェックしてます。
取っ手と、ラッチ(かぎ)をつけて
あとは、スキマにふわふわ隙間テープを貼って、出来上がりです。
今回は、ベニアを片面だけに貼りましたが、両面に貼るともっと丈夫になると思います。隙間はふわふわテープで大丈夫かと思っていますが、ちょっとのスキマはどこかにはどうしても出来てしまうようです(それは他のアルミフレームの網戸も同じかも)。
網戸自作について書いているサイトを参考にしましたが、猫対策のあるものがなかったので、たいへんいいかげんなDIYで恐縮ですが、ご参考までに、記事にしました。
猫の攻撃は主に下半分なので、下半分はベニア貼りで、上半分を網戸としました。もちろん上の網戸にも猫の手は届くのでさっそく爪痕があります。
ステンレス網は強力なので、下半分も網にする手もあったかと思います。下半分も網にするとドア全体の強度が落ちるので、L字金具とかで補強とか、両面ベニア張りとかの必要があるかもしれません。
出費、35m角荒材6本980円(うち3本半くらい使用)、ベニア板980円、丁番178円、隙間テープ108円、取っ手とラッチは余っていたものを使用、網戸の網は以前買ったもの。