1. 小麦粉（強力粉）220g ＋ 卵2個 + オリーブ油テキトウをまぜてこねて、ボールに入れてフタをしてしばらく寝かせておく。

2. パスタマシーンで6番まで伸ばしてから、四角く切る（5.5cm角）。

3. 豚挽肉100g + 生おから100g + イタリア風食べるラー油小さじ2を、こねまぜてから直径1.5cmくらいにまるめて、皮の上に並べる。

4. 三角に折って、２つの鋭角をくっつけるようにして包む。

5. ニンジン、セロリ、タマネギ、ニンニクをオリーブ油でいためて作った野菜スープの中で煮る。


この写真、なんかあんまりおいしそうじゃないですね（中華鍋だし…）。でもおいしかったんですよ！

おからのトルテッリーニなど、当然ながらイタリアには存在しませんが、不思議と本格的な味でした。以前に豚挽き肉でトルテッリーニを作ったら、具がジューシーなところが水餃子とか小籠包風味で、おいしいことはおいしいのだけれども違和感ありまくりだったので、その後パン粉を入れたりなどの工夫をいろいろしてきたのですが、おから＋豚挽き肉は今のところベストです。ちなみにイタリアのふつうのレシピでは、肉のトルテッリーニは「前日のロースト肉のあまりをみじん切りにして」みたいに書いてあるのですが、日本の食生活には「前日のロースト肉のあまり」なんてものは存在しないし、わざわざそのために肉をローストするなんて面倒くさいことは私には無理なので、生の挽肉を使うレシピを追求しています。

イタリア風食べるラー油というのは、食べるラー油をごま油の代わりにオリーブオイルで作ってみたものですが、トマトソースを急いで作るときとかにも便利です。

キノコのラザーニェは、皮＝トルテッリーニと同じ、ホワイトソース＝牛乳500cc+小麦粉30g+バター25g+塩コショウ、キノコトマトソース＝トマト缶1缶+タマネギ1個+ニンニク1カケ+シメシ1パック+マイタケ1パック+オレガノ+塩コショウで作りました。

ラザーニェとトルテッリーニそれぞれたっぷりめの2人前を4人で食べてちょっと余るくらいでした。

反省点としては、あっさり＋あっさりの組み合わせになってしまったこと。パスタ2品なら、1つはもうすこしこってりにした方がメニューが締まるように思いました。野菜スープではなくて、バター味とか、ベーコンの入ったトマトソースとか、ジェノベーゼとかがよかったのかもしれません。それからスープパスタは他のものと同じ皿に盛るとまざるので、パスタ2種を組み合わせるときは避けるのが無難かもしれません。


今回、今年の5月にイタリアのボローニャで買った「パスタ切り器」を、初めて使ってみました。なかなか良かったです。ネジをゆるめて組みかえるといろいろな太さで切ることができるようになっています。プラスチックの円盤状のパーツには、波々に切れるタイプのもあります。四角く切るなんて、普通の包丁で切ればいいようなものですが、これで切ると大きさがそろうのが良いのです。

水切り棚を買ったのと同じ店でみつけたものです。イタリア系台所用品に関心のある人は、もし、ボローニャに行く機会があれば、Via Guglielmo Marconi 20のMontanari Aldoという店を覗いてみることをお勧めします。すごく広い店内に台所用品がぎっしりで、見てるだけで楽しいし、店員さんも知識豊富で親切で、値段も手ごろです。

追記

その後、おからとほうれん草のトルテッリーニも作ってみました。


ほうれん草を軽くゆがいて、水をよーく絞って100gを計って、それをミキサーにかけて、生おから100gとまぜて、イタリア風食べるラー油とオリーブ油で味付け。それ以外、挽肉バージョンと同じ。これは、バターとオリーブ油とオレガノのソースで食べましたが、リコッタとほうれん草をさらにあっさりさせた感じの、いい感じの味でした。お勧めです。