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のらねこ軒のブログ - のらねこ軒の畑 2014初夏

のらねこ軒の畑 2014初夏

カテゴリ : 
執筆 : 
tigrimpa 2014-6-4 12:57
年がら年じゅう畑と植物のことばかり考えているのに、ほとんど記事にしてこなかったので、今日はまとめて書きます。今年新しいのはなんといってもこれです。


猿よけネット。冬じゅうがんばって、約4m×6mをふたつ作りました。
のらねこ軒に引っ越してきたのは、2011年の秋で、それ以降はりきって次々植えてもどれもあまりぱっとしない畑でしたが、2013年の夏は、ようやく畑らしくなってきて、トマトやトウモロコシなどがよく育ったのですが、片っ端から猿に食べられてしまい、人間の口にはあまり入りませんでした。そこで、この冬、猿よけのネットを作りました。このへんで畑をしている人はみんなこんなネットをかけています。


中に何が植わっているかというと、たとえば、この写真の中央はロマノいんげん、ロマノというのは、ローマの、という意味なのでしょうか。平たいインゲン豆です。近所の野菜の直売所で種が売っていて衝動買いしました。すごい勢いで伸びていて期待大。
右側にひょろっとしているのが、サン・マルツァーノ・ナーノ (san marzano nano) という、イタリアの矮性トマトです。イタリアから種交換で貰いました。矮性トマトは芽かきをせずに、伸ばし放題で、一度に収穫するんだそうです。トマトソースを大量に作る皮算用です。
写真ではわかりにくいですが、左側の竹の棒がさしてあるところには、ダビデの星というオクラが植わっています。種は去年自家採種しました。


この日本でなじみのない葉ものは、カーボロ・ネーロ(cavolo nero 黒キャベツ)という、イタリア野菜です。これも種交換でもらいました。ふつう冬に食べるのですが、種まきが遅かったせいか、冬にあまり大きくならず、今頃大きくなってきました。そろそろ食べてみようと思います。
緑色の支柱のところのトマトは、バッカ・ディ・バッリア (bacca di vaglia) というミニトマト。これも種交換で。
竹の棒のところには、よく見えませんが、ベニーというオクラが植わっています。種は自家採種2代目です。


これは、ローマ・ナーノ (roma nano) という矮性のトマト。これも種交換で。
後ろに、エダマメとオクラ(エメラルド)が交互に植わっています。オクラの種は自家採種。赤シソみたいに見えるのは、赤いバジルです。すべてのトマトには、ニラとバジルとマリーゴールドを混植しています(よく育つんだそうです)。

このように、いろんなものをごちゃごちゃと植えています。いろいろ混植すると、連作障害が起こりにくいといわれていますが、何より、たくさん植えたいのと、このごちゃごちゃ感が好きなのです。


苗を買わずになるべく種から育てていますが、苗も3本ほど買いました。これは、ゴールデンウィーク明けに植えたミニトマトの買った苗で、もう実がついています。うちで育苗したトマトの植え付けは早くて5月末、遅いものはこれからなので、平均1ヶ月くらい遅れます。


これは、自家採種したトマト、プリンチペ・ボルゲーゼ (principe borghese) の苗。これから植え付けです。猿のせいで季節はずれの採種になったせいか、発芽が悪く、育苗が遅れていますが、暑さとともに大きくなってきました。そろそろ植えどきです。


これも、自家採種したトマト、パキーノ (pachino) の苗。同様の理由で小さい苗ですが、すごく丈夫な品種なので、これからぐんぐん大きくなるでしょう。右の一列は、ベズビアーノ (vesuviano) という品種で種交換でもらった種です。このように育苗にばらつきがあるのは、作業をぼちぼち進められるのでかえって好都合です。


同じように種を播いても、さっさと大きくなるものもあって、これは、クロバレーゼ (crovarese) という種交換でもらったトマトで、もうこんなに大きくなっています。種が良かったんでしょうか。5月中旬に定植しました。

上記のトマトのうち、プリンチペ・ボルゲーゼとベズビアーノとクロバレーゼは、ポモドーロ・ダ・セルボ(pomodoro da serbo 保存用トマト)という、生のまま、房ごと束にして風通しのいいところにぶらさげておくと、何ヶ月も長期保存できると言われる品種です。高温多湿の日本でもできるのかどうかは不明というかかなり懐疑的ですが、やってみようと思います。トマトは瓶詰めやトマトソースで保存できますが、生のまま常温保存できたら、超簡単なんですが!


育苗中のキュウリなど。キュウリはあっという間に大きくなるので遅まきしましたが、もうすこし早く育苗してもよかったかもしれません。


育苗中のトウガラシ類。トウガラシの育苗はとてもゆっくりなので、まだこんなに小さいです。種からはじめると、定植が2ヶ月くらい遅れます。さすがの猿も辛いトウガラシは食べないので、去年もけっこういい感じに採れました。


これは、今年一番楽しみにしている野菜、メランザーナ・ロッサ・ディ・ロトンダ(melanzana rossa di rotonda ロトンダの赤ナス)という、めずらしい野菜の苗。種交換でもらいました。のらねこ軒の庭では、ナスはどうもうまく育たないのですが、この赤ナスは苗のときからワイルドな風味で、期待大です。ナスだけどトマトみたいな赤い丸い実がなるんだそうです。


珍しいといえば、こんなものも植えました。エホバク(애호박 韓国ズッキーニ)です。友人経由で菜園やっている在日の方から種をもらいました。かぼちゃだけど、ズッキーニのように未熟果を食べます。いままで、のらねこ軒の庭では、瓜類はどうも上手く育たないのですが、どうなるでしょうか?


春先に根塊をもらったヤーコンも芽が出てきました。これはたぶん猿はとらないので猿ネットの外です。


同じく頂き物の、キクイモも、猿ネットの外に植えました。すごい勢いで伸びています。同じように植えたつもりでも、伸び方が違ったりしています。

他に、ポップコーン用のトウモロコシ、落花生、スイカ、メロン、青マクワ、トウガン、食用ホオズキなども植えています。毎年この時期は、期待に胸いっぱいでいろんな皮算用をしますが、実際は必ずしも思うようにいきません。今年はどうなることでしょう。
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