理事側が前回団交につれてきた弁護士が,有名な鹿児島国際大学の争議で使用者側の代理人をしていた人なので,あらためて
鹿児島国際大学の争議のホームページを読んでみた.誰からみても明らかな不当解雇で,実際,仮処分,地裁,高裁,最高裁とすべて労働者側が勝っている.
これだけの裁判をこなすのは,労働者側は言うまでもなく,大学側の担当させられていた職員も大変だったと思う.誰からみても明らかな不当解雇でも,使用者側が撤回を拒めば,ときにはこれだけの苦労が必要になる.
裁判をして,儲かるのは弁護士だ.もちろん,悪徳企業の弁護をしたからといって,悪徳弁護士だということにはならないし,それが仕事なのだから,儲かるのは当然のことだけれども,まさか,あの弁護士,世間知らずのWAN理事会に「解雇して裁判すれば絶対に勝つ」とか,けしかけてないでしょうねぇ.「専門家」のアドバイスについて,自分に都合の悪いことは全く聞かないくせに,自分に都合の良いことだけピックアップして丸のみする傾向があるように見えるWAN理事会なので,とっても心配してます.
WAN争議がこんな展開にならないといいですね.