常勤の労働者には,「雇い入れ時健康診断」というものが義務付けられています(労働安全衛星規則第43条).そして,その費用は使用者が負担すべきものである,という通達が出ています(1972.9.18基発602号).
ところが,その費用を自己負担にしている会社がかなり多いそうです.中には定期健康診断まで費用自己負担にしている会社もあるようですが,それはそんなに多くないようです.「雇い入れ時」は,新入社員でいきなり文句を言うとかしにくい,それにひとつの会社では1回だけのことだから,というような文脈で放置されているのかと思います.
私の,もうひとつの職場の某市では,非正規にもこの健康診断があって,その上,「費用は自己負担=約2万円」とありました.2万円自己負担て,なにそれ!
(私の場合,現実上は「新規採用」ではなく,昨年度と同じ職場で働いているのですが,運営主体が変更になったので,書類上だけの「新規採用」です)
とりあえず,労基署に行って事情を説明した後,市人事課に行って苦情を言ってみました(先週金曜日).
労基署の監督官は,とっても面倒くさそうで(市役所に指導に行くのとかって面倒くさいんだと思う),なんだかんだと言われましたが,最後には観念したようでした.うざくてごめんなさいね,北大阪監督署のTさん.
市役所の担当者,Oさんは,他人事のような涼しい顔をして,私も入ったとき自分で払いましたとか言って,不適切な状態を放置していた責任を全く感じていないようでしたが,監督官はがんばってくれるようなので,ぜひ成果を期待したい!がんばれ,T監督官!
追記
その後、全面勝利しました。くわしくは「
【勝利報告】雇い入れ時健康診断費用の自己負担がなくなりました!」をごらんください。