今週月曜日に,もうひとつの職場で,人事課によばれた.人事課長と課長代理がでてきて,課長代理が,開口一番謝罪した.その上でさんざん言い訳を展開し,つっこみへの回答を拒否し,最後には,席をけった(向こうが).ここまでは,まあ良かった.彼らの態度は悪いが,負けを認めたくない気持ちには共感できるし,口先だけとは言え謝罪したことは評価する.
その後が悪かった.この呼び出しに,なぜか同席していた私の直属の上司が,その後別室で,私のやりかたを批判するようなことを,山ほど言った.しかも「あなたのために言っている」というポーズをとりながら.もちろん私はがっつり反論したが,どうも気がおさまらない.翌日になっても,翌々日になっても不愉快なのだ.
たいしたことを言われたわけでもないし,特に悪意があったわけでもないのはわかっているが,むしょうにむかつく.どうして,こんなにむかつくんだろうとずっと考えていたら,今朝,思い出した.
彼のこの態度は,某大学専任教職員組合の連合の役員たちが,昔々,私にたいしてとっていた態度とそっくりなのだ.
「あなたのために言っている」というポーズをとりながら,内容は,どう考えても自分たちの保身を考えているところ.自分の方がよっぽど何も知らないくせに,知ったかぶりした上に,「あなたは何も知らないから」と人をバカにした態度をとるところ.やさしい口ぶりをしながら偉そうなことを言うところ.などなど.
某大学専任教職員組合の連合の役員たちに,こんなふうにバカにされたとき,本当にくやしかった.その後,何年もかけて,私は彼らに対して,直接間接の様々なバトルを展開していったら,そのうち,そんなふうにバカにされることはなくなった.今はほとんど縁が切れてしまったけれども,もしこの団体とまた付き合うことがあっても,あの頃のようにバカにされることなく,対等に扱ってもらえると思う.
非正規労働者であるというのは,こういうことだ.何年もかけて,直接間接の様々なバトルを展開してはじめて,正規労働者から対等に扱ってもらえる.みんながそうでなないけれども,痛い目に遭って,はじめて,非正規労働者をバカにしてはいけない,対等に扱わなくてはならない,ということを知る人は多い.
私の今週のむかつきは,今の上司よりもむしろ,数年前の某専任組合の連合の役員の態度に起因しているようだ.あのときのK教授の態度,今思い出しても超むかつく.
正規労働者のみなさん,非正規労働者の運動を応援できないとしても,邪魔はしないでください.特に,応援しているふりをしながら邪魔するのはやめてくださいね.