【速報】WAN争議解決【勝利和解】で報告したとおり、WAN理事会は、5月11日に、以下の3点について労組に謝罪し、解決金を支払うということで、労使は「円満退職」に合意しました。
①
平成21年12月に組合員遠藤礼子の仕事を外したこと、その後、事務所の閉鎖及び突然の2人の退職勧奨に至ったこと
②それらのことについて組合及び組合員と事前に相談、協議がなく実施したこと
③これまでの労使のやり取りの中で組合に対して不適切な言動があったこと
その後、5月12日付けで、理事会は、下記リンクにある文書を、有料会員等にメールで配信しました。
「
5.12理事会文書公開します」
http://uwansupport.blog65.fc2.com/blog-entry-37.htmlメールに添付されているファイル(上記リンク内で読めます)の中で、理事会は、「今般の件に関しての情報開示をWAN理事会が極力控えてきた理由」として、「批判非難の応酬は・・・労使双方にとって、きわめてマイナス」、労組からの理事会に対する批判は「一方的で事実に反することを含む、WANの信用を傷つけるような情報」であり、「労使の信義則に反し協議の進行を妨げること」であった、等と説明しています。
労組としては、最終的に上記①②③のような謝罪を得られたことは、ひとえに、インターネットを使用した組合活動を通して、全国や海外からの広範な支持を集めることが出来たからだと考えており、私たちの活動が、「労使双方にとって、きわめてマイナス」であったとも、「協議の進行を妨げた」とも考えません。
しかしながら、使用者側が、労組による広報活動について、「協議の(使用者が望むとおりの)進行を妨げた」と感じたり、(使用者にとって)マイナスだと感じたとしても、それは至極当然のことだとは思います。そのことを自分たちから情報開示しないことの理由にする論理は、私たちには全く理解できませんが、私たちがとやかく言える筋合いのことではありません。
なお、労働委員会からは、あっせんの中でのやりとりや経過は口外しないように、とお願いされていましたが、謝罪の内容など結論について口外しないようにとは、少なくとも労組側には言われていません。
WAN理事会が、WANサイトのユーザーや、WAN会員に対して、今後どのような説明をするかについては、すでに退職に合意し、従業員でもない私たちがとやかく言う筋合いのことではありませんが、今回配信された文書の中で、労組活動についての理事会側からの見解の表明がありましたので、ここに、労組側からの見解を示させていただきます。