昨日5月11日付けで、理事会からの以下の3点についての謝罪および、ごく少額の[*この金額を、多額の、と取る人はいるかもしれませんが、ユニオンWANのふたりにとっては取れる/取るべきであると思っていた額よりも、少額であったという意味です]解決金の支払いをもって、ユニオンWAN組合員2名が「円満退職」することで合意しました。
①
平成21年12月に組合員遠藤礼子の仕事を外したこと、その後、事務所の閉鎖及び突然の2人の退職勧奨に至ったこと
②それらのことについて組合及び組合員と事前に相談、協議がなく実施したこと
③これまでの労使のやり取りの中で組合に対して不適切な言動があったこと
すべての勝利和解がそうであるように、かならずしも100%満足できる内容ではありませんが、これまで一切の謝罪を拒否しつづけてきた理事会[**厳密に言えば、「
争議の争点にかかわる一切の謝罪を拒否しつづけてきた」です]から、一定の中身のある謝罪を取ることができたことを、心から嬉しく思っています。これもひとえに、支援のみなさまのお力添えのおかげです。本当にありがとうございました。
ここに至る経過やこの謝罪の意味等、くわしくは、後日あらためて当サイト上等で報告させていただきますが、関東方面の方は、ぜひ東京で企画していただいている
6・6集会へもお越しください。争議の報告と、この争議から私たちが学びこれからの活動に生かすための議論を予定しています。[***なお、あっせんの場における、くわしいやりとりは労働委員会との仁義の関係で、サイト上や集会で報告することはできません。]
ここまで遠藤礼子でした。
【5/15追加: WAN理事会が5/12付けで、私がこの記事で「事実と異なる情報」を書いていると主張しています。私としては、事実と異なる情報を書いたつもりはなく、理事会からも、どこがどう、という指摘がないので、何のことを言っているのかわからないのですが、ひょっとして、このへんを誤解したかも?と思われるところに[* ]で注記しました。】
【5/18追加: 5/15の注記を1箇所書き換えました[** ]部分。】
【5/20追加: 5/15の注記を1箇所書き換えました[*** ]部分。】
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カサイです。
おかげさまで、勝利和解で争議を決着させることができました。
これでわたしも晴れて(?)失業者です。
この間、雇用は継続しているものの働けない、という状態はかなり気持ちの上で負担になっていました。
このご時世で失業することのリスクは計り知れない大きさではありますが、わたしにとって大切な名誉を勝ち取れたこととして厳粛に受け止めています。
怒りの力というのは大きいものです。人の世の歴史において、変革の根源にはやはり怒りというものが大きく存在していたと考えています。
よく炎に例えられるように、怒りというのは扱い方が困難なものでもあるかと、わたしは考えています。今回の争議での怒りは、今後もわたしの中では懐炉の火のように抱き続けていくものになると思います。
怒りに暖められつつ、わたしはまた今後の暮らしを立てるすべを模索することになりますが、ここで得た経験、なによりみなさまから多くのご支援をいただいたことが、今からのわたしを支えてくれています。
みなさまにこころから御礼申し上げます。
ありがとうございました。