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のらねこ軒のブログ - 竹細工の道具

竹細工の道具

カテゴリ : 
竹細工
執筆 : 
tigrimpa 2016-3-13 22:50
今日は竹細工の道具の話です。こんなものを使って竹のかごなどを作っています。
(1) のこぎり



のこぎりで、竹を伐採したり、必要な長さに切ったりします。竹専用ののこぎりというのがありますが、伐採するときは、何でもいいみたいです。チェーンソーで切る場合もふつうのでいいんだそうです。切った断面がきれいじゃなくても、伐採するときはそれでいいですね。必要な長さに切るときなどは、断面をきれいに切りたいので、細かい目ののこぎりを使います。竹専用のもの、あるいは、廉価なものでは、ゼットソーのデコラソーがいいときいて、私はそれを使っています。ネット上のホームセンターで700円くらいでした。きれいに切れます。写真に写っている四角いものは、丸竹を切るときに乗せる台です。コロコロ転がるので、これがないと押さえるのが大変です。
(2) ナタ(鉈)



竹細工の仕事の大半は、ナタで行います。竹を必要な長さに上記のこぎりで切った後、半分に割って、さらに半分に割って、、、1cmくらいの幅になったら、次は「へぎ」ます。へぐというのは、竹を薄くしていくことです。漢字で書くと、剥ぐと書くようですが、これはふつうは「はぐ」と読みますね。例えば7mmの厚さの竹なら、一回へいで3mmくらい、もう一回へいで1mmくらい、もう一回へいで0.3mmくらいにできます。最終目標の厚みを考えながら厚みを手加減してへいで行くのですが、言うは易しです。

写真にナタが2種類ありますが、左側のは、ネット上のホームセンターで竹割鉈という名前で売られていたものです。2500円くらい。竹割り用のナタの特徴は両刃であることです。片刃だとまっすぐ割りにくいと思われます。右側のは、教室で買ったもので、刃と柄の間に、刃のような柄のようなようなものがついています。この部分でへぐとうまくへぐことが出来ます。4100円。

(3) 小刀



ふつうの小刀です。小刀の値段もピンキリですが、これはネット上のホームセンターで、一番安いやつではない安いものを選びましたが、1200円でした。ひごの角を落としたり、厚みをそろえたりするのに使います。もうちょっと高級なのがよかったのかなーと思う日もあれば、これでいっか、と思う日もあります。おおむねこれでいっかと思っています。あまり切れすぎないくらいが使いやすい印象もあります。

(4) 小刀の刃のみ、左右



小刀の刃の、左利き用と右利き用です。丸太に刺して使います。



幅引き(はばびき)と言って、ナタで作ったひごの幅をそろえるときには、このように刃が向こう側を向くようにして刺して、その間にヒゴを通して引っ張ります。



面取り(めんとり)と言って、ひごの角を落とすときは、このように刃が上を向くように刺して、ヒゴを軽く押し当てて、角をこするように引っ張ります。

竹細工専用のものは、先端がこれよりも鈍角で、丈夫にできているみたいです。これはふつうの小刀なので、先が細くて、丸太にがんがん打ち込んだら、片方がすぐに折れてしまいましたが、気にせず使っています。ネット上の刃物屋さんであわせて3000円くらいでした。竹専用のが教室で4000円弱だったので、そっちを買えばよかったかと、後で思いましたが、まあこれで大丈夫です。

(5) せん引き器



ナタで作ったひごの、厚みをそろえることをせん引きといいます。ナタだけではどうしても、厚みがばらばらになるので、この道具で厚みをそろえると、美しく仕上がります。特に、網代などみっしり編む編み方の場合、厚みがそろっていないと、うまく編めません。ナタでへぐのが上手だと、厚みがおおむねそろうので、せん引き器を使わない、あるいは、さっと軽く通してケバを取るくらいですみますが、ナタでへぐのが下手だと、せん引き器でたくさん削ることになるので、手や腰が痛くなります。

これは、個人の方が作ってヤフオクで売っているものです。6000円+送料です。私は教室で先生がまとめ買いしてくれてあったものを売ってもらいました。ヤフオクの商品には「剪掛け機(せんがけき)」とあります。台の上に鉋(かんな)の刃が固定されているものです。刃と台の間のすきまにヒゴを通して引っ張ることで厚みを削ります。刃が少し斜めになっていて、すきまの大きさが左右で異なるので、0.3mmとかのときは、右の端の方に通し、1mmとかのときは、真ん中あたりに通すなどとして、厚みを調節します。写真は0.7mmにしているとこです。せん引き器には、もっと複雑な構造の値の張るものもありますが、これは(比較的)安価ですが、使いやすくよく出来ていると思います。

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(6) コテ



網代の弁当箱などを、立ち上げるときにつかう、コテです。編み目がみっしりしていないかごなどは、立ち上げるときも、なんとなく手で曲げていくとその形になるのですが、みっしりしているものは、なんとなく手で曲げてもすぐ戻ってしまうので、無理やり熱で曲げる必要があります。一本だけなら、ろうそくの火などで曲げますが、みっしりしている編み目を曲げるのは、コテを使います。それほどみっしりしていない場合も、コテを使うと、ぴしっと曲がります。ぴしっと曲げたいか、ふんわり曲げたいか、コテを使うか使わないか悩みどころです。みっしり系の場合は、悩む余地なくコテでいきます。

市販の半田ごてのコテ先を、専用のコテ先につけかえたものです。コテ先は町田電子木工さんで買えます。コテ先の銅の棒の直径で、3mm 4mm 6mm 10mm とありますが、まあ6mmが標準でしょうか。細い直径だと、ぴしっと曲がるし、太い直径だと、ゆったり曲がります。上の写真は、3mm 4mm 6mmです。

ネットで検索してみると、それぞれ自作したり市販のものにちょっと手を入れたりしてこてを工夫しているみたいですが、町田電子木工さんのこて先を買えば、市販の半田ごてのこて先のねじをゆるめて付け替えるだけなので、簡単ですね。

(7) その他いろいろ



剪定ハサミ(薄いひごを切るときなどに使います。厚いときはのこぎりで)

ろうそく:四角いかごの縁とかを曲げるときに使います。ティーライトキャンドルが炎の長さが一定でいいように思っています。アルコールランプとか、バーナーとかを使う人もいるみたいです。

メジャー、ノギス、目打ちなど。

こうして書いてくると、改めて、けっこう道具にお金使ってるなー、と思いましたが、多くの場合(1)~(3)だけで作れるので、それだけなら、それほどの金額でもないですね。
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