WAN争議ご注目のみなさま
既報のとおり、理事会からの以下の3点についての謝罪と、私たちにとってごく少額の解決金の支払いをもって、ユニオンWAN組合員2名が「円満退職」することで合意し、2010年5月11日、WAN争議は終結しました。
①
平成21年12月に組合員遠藤礼子の仕事を外したこと、その後、事務所の閉鎖及び突然の2人の退職勧奨に至ったこと
②それらのことについて組合及び組合員と事前に相談、協議がなく実施したこと
③これまでの労使のやり取りの中で組合に対して不適切な言動があったこと
このような解決に至ることが出来たのも、ひとえに、みなさまのご支援のおかげです。ありがとうございました。
WAN理事会は、それまで、このような謝罪を一切拒否してきていました。ここで、どのような心境の変化で謝罪する気になったにせよ、WAN理事会が、最終的に悪かったことを悪かったと認め謝罪したことを、ユニオンWANは高く評価しています。
ところが、あろうことか、WAN理事会は、5月17日付けで、今回の謝罪の①②は、これまでも繰り返し謝罪してきたものであるとして、私たちが「【速報】WAN争議解決【勝利和解】」
http://precariato.info/modules/d3blog/details.php?bid=65 で、今回初めてこのような謝罪があったと書いたこと等が、WAN理事会の社会的評価を貶める名誉毀損であると主張、同記事の即刻削除等をしなければ「断固たる法的手段を執る」とする、内容証明郵便物
http://precariato.info/modules/d3blog/details.php?bid=70 を送りつけてきました。
ご存知の通り、WAN理事会が、5月11日以前に「謝罪」したのは「経営と雇用についての見通しの甘さがあったこと」といったものばかりで、争点に関して謝罪はおろか説明にすらなっていないようなものだけです。
WAN理事会の今回の謝罪は、WAN理事会の社会的評価を上げこそすれ、下げることはありません。今回送られた内容証明郵便物を読むと、WAN理事会が、今回の謝罪をなかったことにしようとしているかのように見えますが、もしそうだとすれば非常に残念なことです。
また、この内容証明郵便物は、私たちの言論活動を萎縮させるための、恫喝のようにも見えます。もしそうだとすれば、このような恫喝で萎縮するユニオンWANではないのに、なめられたものです。(だって歌にもあるでしょう?「ゆにおんわんわん、黙らせれない~♪」
http://d.hatena.ne.jp/asita211/20100218/1266491537 )
みなさまのご支援で、勝利和解にこぎつけられた矢先に、再度のお願い、たいへん心苦しいのですが、いまひとつの、ご支援、ご声援、よろしくお願いします。
ユニオンWAN 遠藤礼子&カサイ
uwanアットprecariato.info
参考
5/17 内容証明郵便物(理事会代理人弁護士→遠藤礼子)
http://precariato.info/modules/d3blog/details.php?bid=705/22 それに対する回答(ユニオンWAN→WAN理事会)
http://precariato.info/modules/d3blog/details.php?bid=71【お知らせ】ユニオンWANが東京へ参ります
6/4 @高円寺 「映像とお話の会:非正規労働者の乱」
http://precariato.info/modules/d3blog/details.php?bid=68 6/6 @田町/三田 「非営利団体や市民運動における雇用や無償・ボランティア労働を考える~ユニオンWANの事例から」
http://d.hatena.ne.jp/yamtom/20100403 * 「恫喝訴訟 SLAPP」について知りたい方は、検索すると色々出ます
http://www.google.co.jp/search?q=%E6%81%AB%E5%96%9D%E8%A8%B4%E8%A8%9F