のらねこ軒の不動産登記の所有者の住所が京都の住所になっていて(買ったときは京都に住んでいたので)、10年以上そのままにしてあったのを、変更しました。
法務局に行けば、手取り足取り教えてくれる窓口があるようですが、法務局が遠いのでオンラインでやってみました。かなりわかりにくい専用のソフトを使うのですが、それは頑張ればなんとかなる感じでした。のらねこ軒はふたりの共有なので、オンラインで二人分まとめてというところの情報がネット上に見当たららずつまずいたので、情報共有したいと思います。
「ふたり 登記 住所変更」などと検索すれば、
共有者全員が同一日付で同じ住所に移転した場合の一括申請/所有権登記名義人住所変更登記(森橋司法書士事務所)などが出てきますが、こちらは紙の申請の例です(申請書の文言などは基本的に同じなので参考になります)。紙で申請する場合は、共有者ふたりを申請人にして併記し、それぞれのハンコを押します。ところが、オンラインで申請する場合は、紙の申請のハンコにあたる電子署名が一人分しかつけられない仕様になっているので、申請人をふたりにできないため、もうひとりの委任状を提出(郵送)する必要が出てくるのです。
オンライン申請は、基本的には、法務局の、
転勤等で引っ越した(所有者の住所変更の登記をオンライン申請したい方) というページを見て、その通りにやればいいのですが(説明がすごくわかりにくいですが)、このページは所有者が1人の場合の住所変更なので、共有者ふたりをまとめて変更する場合は、
・変更後の事項の事項名に「共有者〇〇〇〇および〇〇〇〇の住所」と書く
・添付情報に「登記原因証明情報 代理権限証明情報」と書く
・住民票コードを使う場合は、二人分書く
・申請者は一人、もう一人が申請者に委任する委任状を
https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001365886.pdfのP.7の通りに作成して郵送する。
というところが変わってきます。私は、紙の申請と同じように、ふたりを申請人にすればいいんだろうと思って、そのようにやってみたのですが(ソフトの上では申請人をふたりにすることは可能だが、上に書いた通り電子署名はひとりしかつけられないので二人目の申請人は無効)、申請後2週間たっても何もおこらないので電話してみたら、添付書類待ち状態になっていました(委任状が届くのを待っていた状態)。委任状が必要だとわかっていないことは書面を見ればわかりそうなもんですが、添付書類が届いてから中身をチェックすることになっているとかいうことでした。電話してみてよかったです。わかりもしない素人が玄人用のソフトを使いやがってという雰囲気はあったものの、電話でいろいろと親切に教えてもらってなんとか手続き完了しました。
これからオンライン申請をする方には、数日たっても何も進まないようだったら電話してみることをお勧めします。
結局、委任状を郵送するんだったら、郵送申請でよかったような気もしますが、オンラインで支払いできること、間違いがあったときの訂正がオンラインでできること、完了お知らせをオンラインで受け取れること、委任状だけなら書留ではなく普通郵便でいいことなどはややメリットかと思います。
住所等の変更登記の申請が義務化されるそうなので、ご参考まで!
※なお、このオンライン申請は、WindowsのPCと、電子証明書をつけられる環境(マイナンバーカードとリーダー、リーダーはマイナンバーカードが読めるスマホでもOKのようです)が必要なので、あてはまらない場合は違う方法で。